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創業460年の京都老舗
那珂川町では古くから、養蚕業が盛んで、昭和50年代には200戸以上の養蚕農家がありましたが、現在は3戸の農家が残っております。
しかし、この3戸の養蚕農家が生産する繭の品質は全国でも1、2を争う品質となりました。これらの繭はすべて山形の製糸工場から京都の京友禅の老舗「株式会社千總(ちそう)」に納められ、すべて「誰(た)が袖(そで)好(ごの)み」というブランドの振袖になり、全国の「高島屋」で販売されています。純国産繭使用で、「那須南農協管内養蚕農家産」の表示が付けられています。
1月13日、「千總」の創業460周年記念式典に参加し、京都文化博物館で行われている「千總460年の歴史」の展示を見てきました。
通常の「誰が袖好み」は、セットで55万円から200万円ぐらいですが、京都では着物だけで1500万から2000万円という作品も展示してありました。「このうち養蚕農家はいくらもらえるんだろう」と考えながら・・・
いずれ、那珂川町の町民にもこのような特産品を知ってもらえるような企画ができればいいなと思います。
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挨拶する西村總左衛門会長と、来賓左から森清範清水寺貫主、山田啓二京都府知事、門川大作京都市長
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着物の展示室で
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2000万円の着物
2015年1月13日